森博嗣ファンには好評かもしれないが、新規顧客の獲得にはおそらく失敗か
『四季-春-』はミステリー部分が弱く、かつ四季の天才性の演出にも失敗しているように思える個人的には「つまらない」の一言に尽きる作品だ。
あらすじ
『すべてがFになる (講談社文庫)』で登場した天才科学者真賀田四季の過去を紡ぐ森博嗣の人気シリーズ・S&Mシリーズの第一作目。
続きを読む天才科学者・真賀田四季(まがたしき)。彼女は5歳になるまでに語学を、6歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。