ミステリー好き大学教員の気ままなレビュー

とある私立大学のボンクラ大学教員がミステリーのレビューをメインに気ままに思ったことを書きなぐるブログです。

【映画レビュー】 レッド・オクトーバーを追え! (字幕版)※ネタバレあり

 

レッド・オクトーバーを追え!』は、手に汗握る展開でついつい夢中になってしまう男臭さ満載のサスペンスアクション大作だ。

 

この物語は、冷戦下のソ連、ムルマンクス湾より新型原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が出航する場面から始まる。

 

なんと、この「レッド・オクトーバー」は無音で航行することが可能であるため、ソナー探知でもくじらと見分けることができず、簡単にアメリカの警戒網をくぐってアメリカ本土に原爆を発射することができる、という恐ろしい潜水艦だ。

 

しかし、「レッド・オクトーバー」の艦長であるマルコ・ラミウス(ショーン・コネリー)は、出航後、乗艦していた政府士官を殺害し、政府からの命令書とは異なる行動を取り始める。

 

果たして、ラミウスは精神に異常をきたし、アメリカに原爆を発射しようとしているのか、それとも別の理由があるのか…

 

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【映画レビュー】モネ・ゲーム (字幕版) ※ネタバレあり

 

モネ・ゲーム (字幕版)
 

『モネゲーム』は、下ネタがオッケーでアンジャッシュの勘違い系のネタが好きな人にはおすすめできるコメディ映画だ。

 

ロンドンで絵画の専門家として働くハリー・ディーン(役コリン・ファース)は、雇い主であるライオネル・シャバンダー(役アラン・リックマン)に無能だと散々バカにされていた。

 

このことを根にもったハリーは、ライオネルにモネの絵画を使った詐欺を仕掛けるために、その詐欺計画で重要な役割を担うPJ・プズナウスキー(役キャメロン・ディアス)のもとに向かうが…

 

物語はこのように始まる。

 ※以下ネタバレ注意

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【読書レビュー】真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上・下) (講談社文庫)※ネタバレ注意

 

真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)

真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)

 

以前にも紹介した『リンカーン弁護士』の続編となる本作は、期待を裏切らない鮮やかな弁護に爽快感を感じることができる非常に面白いリーガルサスペンスだ。

(前回の記事はこちら:【読書レビュー】リンカーン弁護士(上・下)講談社文庫、マイケルコナリー著 - ミステリー好き大学教員の気ままなレビュー

 

リンカーン弁護士ことミッキー・ハラーは前作で負った傷よる休養明けからゆっくりと法曹界に復帰しようとわずかな弁護依頼をこなしていた。

 

そんな中、これまた前作でハラーによって完膚なきまでに叩きのめされたために検察官をやめ、刑事弁護士へと転職を果たしていたヴィンセントが何者かによって殺害されてしまう。

(前作ではハラーにボコボコにされ、今作では早々と殺されてしまう。なんとも不幸な人物である。)

 

ヴィンセントの顧客を引き継ぐことになったハラーは、その中の顧客の1人である映画制作会社のオーナー、ウォルター・エリオットによる妻とその愛人殺害事件に携わることになる…

 ※以下ネタバレ注意

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【映画レビュー】トゥルーマン・ショー (字幕版)※ネタバレあり

 

ネットを見ていると様々な所で面白いと言われていた本作は、その評判に違わず、笑える面白さと、メッセージ性を両立させた極めて面白い映画だ。

 

コメディ俳優のジム・キャリー演じるトゥルーマンは、美しい妻をもち、保険会社で働くごく普通のサラリーマンだ。しかし、ある出来事をきっかけに自分の人生に対してある疑問を抱くようになり…

 ※以下ネタバレ注意

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【映画レビュー】マーシャル・ロー (字幕版) ※ネタバレあり

 

 サスペンスアクション好きにも、メッセージ性の強い社会派映画好きにもおススメできる良作映画だ。

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【映画レビュー】 ザ・ファーム/法律事務所 (字幕版)※ネタバレあり

 

 ジョン・グレシャム原作の小説を映画化した本作は、悪徳弁護士が経営者となっている法律事務所を法に則って正々堂々と成敗する爽快感抜群の良作だ。

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【映画レビュー】グッド・シェパード (字幕版)※ネタバレあり

 

長い。2時間40分ほどにもわたっており、かつアクションなどの派手なシーンは一切ない。そこにあるのは、一つのミスが死につながるスパイならではのヒリヒリとした緊張感と、諜報活動に人生を捧げた男の崩壊した家庭があるだけだ。そのため、かなり観る人を選ぶ作品という印象だ。

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